新体操オリンピックメダリストのジャンプ能力と身体的特徴(Di Cagnoら, 2008)

新体操の演技構成にはジャンプ要素が沢山入っています.

そのため,新体操のタレント発掘のためには,身体的特徴の他に,ジャンプ能力の評価が重要になると考えられます.

では,オリンピックメダリストと,全国レベルの選手では,どのような違いがあるのでしょうか?

Leaping ability and body composition in rhythmic gymnasts for talent identification. Di Cagno A, Baldari C, Battaglia C, Brasili P, Merni F, Piazza M, Toselli S, Ventrella AR, Guidetti L (University Institute of Motor Sciences, Italy). Journal of Sports Medicine and Physical Fitness. 48(3):341-346, 2008.

2004年アテネオリンピックで銅メダルを獲得したイタリア新体操団体選手(8名:以下,エリート選手)とイタリア全国レベルの新体操選手(17名:以下,準エリート選手)の身体的特徴とジャンプ能力を調べました.

エリート選手は準エリート選手よりも,身長が高く,大腿部が長く,除脂肪体重が重いことがわかりました.

また,エリート選手のホッピングジャンプの高さは準エリート選手よりも約25%高いことがわかりました.

さらに,ホッピングジャンプの接地時間が短い人ほどリープジャンプでの接地時間も短いことがわかりました.

英文要約

新体操のタレント発掘や成長/技術向上の指標として,大腿部の長さ,ホッピングジャンプの高さや接地時間などを検討する価値があるかもしれません.